大手のランドセルメーカーではさまざまな店舗や量販店、専門店、ネット販売などへランドセルを置くことになるので、大きなところではいくつかの工場で外注業者や関連会社などと協力しながらたくさんのランドセルを作り出しています。
一部オートメーション化されている部分もあるようですが、ほとんどの場合人の手が入っています。
もちろん日本で丁寧につくられたランドセルは工場でつくられたものである、とはいえとても美しく、丈夫で高品質なものばかりです。
そういったランドセルの中には
職人さんがひとつ丁寧に作り上げているランドセルが数多くあります。
手作りのランドセルというのはいったい何が違うのでしょうか?
量産品と違い、ランドセルをつくる職人さんの熟練した業、技術、長年培われてきたアイディアなどがたくさん詰め込まれているということこと、
さらには手作りということで、微調整することも可能であるということが手作りランドセルの強みです。
特にオーダーメイドのランドセルなどではそういった部分がしっかりと発揮されています。
6年間使い続けるランドセルには耐久性が求められます。
そんな強いランドセルを作り上げるためにも、細かな作業ができるということは手作りの最大のポイントでもあります。
細かな部分の作業によって型崩れしにくい、壊れにくいランドセルを作り出すことができるのです。
例えばパーツによって縫い方、針、糸の太さなどを変えながら作られていくランドセルは丈夫なだけでなく美しさも兼ね備えています。
ランドセルの角の部分の仕上げの仕方でもランドセルが丁寧につくられているかが分かりす。
どうしても擦れてしまいやすい角の部分というのはしっかりと作られなくてはいけません。
丁寧にミシンがけをしたり、さらに指で細かなひだを作るなど、これは手作りでなくてはできない技術であり、さらには職人技が光る部分でもあるのです。
このような手作りのランドセルはきっと6年間大切に使おうという、そんな気持ちをお子さんの中で育てながら、お子さんの成長を見守ってくれる大切なものとなるでしょう。